『グリーンブック』ヴィゴ・モーテンセンの奥行き、それから優しさ。

アカデミー作品賞『グリーンブック』観た。差別問題を取りあげつつも心地よさの残る秀作。結局白人が黒人を助ける映画だとか、現実はそんな簡単じゃないとか、批判があるのもまあわかる。でも……

 たいした障害もなくあっという間に人種の壁を乗り越える白人ドライバー(ヴィゴ・モーテンセン)のあり方は、ふつうに付き合ってれば当たり前だろ?って感じで、観てて気持ちがいい。もちろんそれはヴィゴ本人が持つ、なにがあっても最後にはこっちのことをわかってくれる感が大きいんだけどさ。

 人と人とが簡単に仲良くなれる、それが異人種間だとファンタジー的であると批判される。でもそんなファンタジーも観てみたいじゃないか。安全な場所にいる人のぬるま湯意見なのかもしれないけど。

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