2014-01-01から1ヶ月間の記事一覧

映画『寒い国から帰ったスパイ』

寒い国から帰ってきたスパイ (ハヤカワ文庫 NV 174)作者: ジョン・ル・カレ,宇野利泰出版社/メーカー: 早川書房発売日: 1978/05/01メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 40回この商品を含むブログ (58件) を見るジョン・ル・カレ第3作『寒い国から帰ってきたス…

ル・カレ成功の秘密

寒い国から帰ってきたスパイ (ハヤカワ文庫 NV 174)作者: ジョン・ル・カレ,宇野利泰出版社/メーカー: 早川書房発売日: 1978/05/01メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 40回この商品を含むブログ (58件) を見るジョン・ル・カレ作品、全作制覇を目指して。そ…

『高貴なる殺人』今がお買い得

高貴なる殺人 (ハヤカワ文庫 NV 210)作者: ジョン・ル・カレ,宇野利泰出版社/メーカー: 早川書房発売日: 1979/12メディア: 文庫この商品を含むブログ (4件) を見るジョン・ル・カレ第2作『高貴なる殺人』は、異色作として有名。 スパイ小説の巨匠が書いたミ…

『高貴なる殺人』、映画についてもレビュー

高貴なる殺人 (1979年) (ハヤカワ文庫―NV)作者: ジョン・ル・カレ,宇野利泰出版社/メーカー: 早川書房発売日: 1979/12メディア: 文庫 クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見るジョン・ル・カレの第2作目『高貴なる殺人』。 ル・カレの中では異色作と…

ジョージ・スマイリー初登場、その1行目

死者にかかってきた電話 (ハヤカワ文庫 NV 188)作者: ジョン・ル・カレ,宇野利泰出版社/メーカー: 早川書房発売日: 1978/11メディア: 文庫 クリック: 5回この商品を含むブログ (6件) を見るジョン・ル・カレ全作読破を目指して。手始めにデビューからの3作を…

いよいよ劇場公開!

僕が脚本を書いた映画『茜色クラリネット』が、いよいよ3月22日から劇場公開されます。まずは札幌シアターキノから順次公開。 http://theaterkino.net/他にも、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭で上映されます。 (昨年12月、函館港イルミナシオン映画…

年間ベスト級の本

HHhH (プラハ、1942年) (海外文学セレクション)作者: ローラン・ビネ,高橋啓出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2013/06/29メディア: 単行本この商品を含むブログ (56件) を見る一読して、あ、これは今年ベスト級だな、と思う本がある。例えばシーラッハ『…

今年ル・カレ全作読む!

昨年読み始めたジョン・ル・カレ。古いスパイ小説とあなどるなかれ。ジェームス・ボンド的ドンパチアクションは皆無。ひたすら人間の心の揺れ動きを描くヒューマンドラマだ。ル・カレと言えば、比喩を多用する独特の文体、執拗なまでに現在と過去を行き来す…

カジノで106億スった男

熔ける 大王製紙前会長 井川意高の懺悔録作者: 井川意高出版社/メーカー: 双葉社発売日: 2013/11/13メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (21件) を見る2011年、大王製紙の創業一族3代目、当時会長職にあった井川意高が逮捕された。容疑は…

『ガラスの街』にまつわるアレコレ

シティ・オブ・グラス (Graphic fiction)作者: ポール・オースター,デビッド・マッズケリ,Paul Auster,森田由美子出版社/メーカー: 講談社発売日: 1995/10/17メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 4人 クリック: 54回この商品を含むブログ (14件) を見る何…

待ってましたオースター新作

写字室の旅作者: ポールオースター,Paul Auster,柴田元幸出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2014/01/31メディア: 単行本この商品を含むブログ (11件) を見る前作『ブルックリン・フォリーズ』以来1年半ぶり、オースター新作、日本刊行。題は『写字室の旅』。 1…

2013年ベスト1

2013年が終わり、2014年が始まって。 振り返れば2013年ベスト1、映画は『かぐや姫の物語』! やっぱり表現のすごさ、感情の伝わり方がケタ違いだった。途中、ストーリー的にダレるところがあったとしても、要所要所の突き抜け方が他の作品より群を抜いていた…