2013-06-01から1ヶ月間の記事一覧

宮崎駿と黒澤明の共通点

7月20日公開の宮崎駿最新作『風立ちぬ』。主役の声は庵野秀明だ。これまでの宮崎アニメがそうだったように、プロの声優を使わない。理由は、それっぽすぎる演技が嫌だから。例えば女の子の役だったら、過剰に女の子っぽさを出すから、ということらしい。さて…

シャマラン好きで悪いか

M・ナイト・シャマラン最新作『アフター・アース』観てきました。シャマランと言えば出世作『シックス・センス』が有名ですが、いまだに「シックス・センスのシャマラン」と形容されているのがかわいそうなところです(スピルバーグがいまだに『ジョーズ』の…

犯人は……読者

パラドックス学園―開かれた密室 (光文社文庫)作者: 鯨統一郎出版社/メーカー: 光文社発売日: 2009/01/08メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 3回この商品を含むブログ (12件) を見る学生に貸したきり返ってきてないと思い『パラドックス学園』買い直したら、…

『第三の男』番外編

スマイルアーティスト: 由紀さおり出版社/メーカー: EMI Records Japan発売日: 2013/03/27メディア: CDこの商品を含むブログ (4件) を見る『第三の男』のことばかり書いているけど…… ついに番外編。これはすごい。由紀さおりが歌う『第三の男』。 日本語訳詞…

『第三の男』英和対訳

第三の男 (英和対訳映画文庫)作者: グレーアム・グリーン,小林庸浩出版社/メーカー: 南雲堂発売日: 1992/12メディア: 単行本この商品を含むブログを見る買ってしまった英語の原文シナリオに和訳がついた本。以前2度に渡ってDVDなどの訳文比較をした。 http:/…

本格ってなに?

法月綸太郎の本格ミステリ・アンソロジー (角川文庫)作者: 法月綸太郎出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2005/10/25メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 32回この商品を含むブログ (52件) を見る結局、角川から出ている本格ミステリ・アンソロジーシリーズを…

僕はなぜ本屋に行くのか

札幌にある「くすみ書房」は、恐らく、北海道で一番有名な本屋だ。「中学生はこれを読め」「売れない文庫フェア」など独自の企画で全国的にも知られている。だけど、6月15日、くすみ書房の社長の娘さんが、Twitterに衝撃的なことを書いた。「6月中にまとまっ…

順撮り?

十二人の怒れる男 [Blu-ray]出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン発売日: 2013/04/24メディア: Blu-ray クリック: 2回この商品を含むブログ (7件) を見る『12人の怒れる男』ブルーレイ観ていたのだけど、なんかアメリカ…

ミステリーアンソロジーの楽しさ

北村薫の本格ミステリ・ライブラリー (角川文庫)作者: 北村薫,謡口早苗出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2001/08/24メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 1回この商品を含むブログ (20件) を見るこの前、ミステリーは読書のあとの箸休めにいい、などと書いた…

リアルとは何か

今日の授業で紹介した新聞記事。これを読んで当時の僕は、すごい、と思った。でもどこかすごいか授業内では理解してくれなかった模様。 昼は質素に、2人でのり弁当 2012.1.12 11:51 オウム真理教元幹部の平田信容疑者(46)をかくまったとして犯人蔵匿(…

ミステリーを読む楽しさ

有栖川有栖の本格ミステリ・ライブラリー (角川文庫)作者: 有栖川有栖出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2001/08メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 2回この商品を含むブログ (18件) を見るハードな読書をしたあとに、箸休めで読書をする。筋トレのあとのス…

ある放送作家の死(再掲載)

昔書いてたブログに偶然行き当たった。 http://blogs.yahoo.co.jp/ys22ys22/62870965.html僕はシナリオを独学で学んで行ったが、それでも師匠・先生と感じる人が2人いる。1人は本を出版した時に、あとがきに名前を出した。もう1人は、上のリンク先で書いた構…

精神鑑定書

宅間守 精神鑑定書――精神医療と刑事司法のはざまで作者: 岡江晃出版社/メーカー: 亜紀書房発売日: 2013/05/24メディア: 単行本この商品を含むブログ (9件) を見る『宅間守 精神鑑定書』を読む。 付属池田小学校の殺傷事件の被告、そして死刑囚(執行された)…

『第三の男』8つ追加

『第三の男』の日本語字幕に満足できずに、完璧な翻訳を探すべくブルーレイ、DVDソフトを買い漁っている。各ソフトの字幕の違いは以前まとめた。 ↓ その1 その2それだけでは飽き足らず、また買ってしまった。 『第三の男』DVD、新たに8個。たくさんあるな…

真夏の夜はジャズ

暖かくなって暑くなり始めると観たい映画があって。『真夏の夜のジャズ』というタイトルの記録映画だ。1958年のニューポート・ジャズ・フェスティバルの様子をメインに、ヨットのアメリカズ・カップの映像や、とある家の中でのジャズセッションなどが挿入さ…