2012-01-01から1年間の記事一覧

あられもない作者の解説

学校の12の怖い話作者: 島崎友樹出版社/メーカー: 長崎出版発売日: 2012/07/24メディア: 単行本 クリック: 31回この商品を含むブログを見る今年7月に出版された、拙著『学校の12の怖い話』。 6年3組が経験する、12ヶ月の怖い短編集だ。2012年はきっと、初め…

2012年気になったマンガ

スーパーマン:レッド・サン (ShoPro Books)作者: マーク・ミラー,デイブ・ジョンソン,キリアン・プランケット,高木亮出版社/メーカー: 小学館集英社プロダクション発売日: 2012/08/29メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 2人 クリック: 42回この商品を含…

なんかすごそうな本

未完少女ラヴクラフト (スマッシュ文庫)作者: 黒史郎,コバシコ出版社/メーカー: PHP研究所発売日: 2013/01/13メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 135回この商品を含むブログ (20件) を見るラブクラフトを美少女化した小説って……。たぶん読まないだろうけど、…

今年のナンバー1マンガ

ウォーキング・デッド3作者: ロバート・カークマン,風間賢二出版社/メーカー: 飛鳥新社発売日: 2012/10/24メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 212回この商品を含むブログ (10件) を見る今年読んだマンガのナンバー1は『ウォーキング・デッド3』。 もう仕…

追悼。僕の好きだった作家1

B砂漠の40日間作者: メビウス出版社/メーカー: 飛鳥新社発売日: 2009/06/11メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 35回この商品を含むブログ (19件) を見る今年は好きだった作家、漫画家、映画監督が多く亡くなった。 追悼の意を込めて紹介。まずはメビウス。…

追悼。僕の好きだった作家4

永遠と一日 Blu-ray出版社/メーカー: 紀伊國屋書店発売日: 2012/04/28メディア: Blu-ray購入: 2人 クリック: 2回この商品を含むブログ (6件) を見る受け入れがたい死というのがあるなら、テオ・アンゲロプロスがそうだ。 映画撮影中の交通事故で、現代最高の…

追悼。僕の好きだった作家3

火星年代記 (ハヤカワ文庫SF)作者: レイブラッドベリ,Ray Bradbury,小笠原豊樹出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2010/07/10メディア: 文庫購入: 11人 クリック: 104回この商品を含むブログ (53件) を見る幻想の詩人、SFの巨人、レイ・ブラッドベリも今年亡…

追悼。僕の好きだった作家2

供述によるとペレイラは… (白水Uブックス―海外小説の誘惑)作者: アントニオタブッキ,Antonio Tabucchi,須賀敦子出版社/メーカー: 白水社発売日: 2000/08/01メディア: 新書購入: 2人 クリック: 22回この商品を含むブログ (25件) を見るイタリアの作家、アント…

売れてるマンガを読んでみた

式の前日 (フラワーコミックス)作者: 穂積出版社/メーカー: 小学館発売日: 2012/09/10メディア: コミック購入: 20人 クリック: 265回この商品を含むブログ (103件) を見る「このマンガがすごい2013」第2位だそうで、 3ヶ月で初版部数の20倍だそう。何の先入…

すごいマンガ

3秒作者: マルク=アントワーヌ・マチュー,原正人出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2012/02/24メディア: 大型本購入: 2人 クリック: 7回この商品を含むブログ (17件) を見る「3秒」というフランスのマンガはすごい。 ひたすらズームしていくマンガ、と…

増刷決定!

学校の12の怖い話作者: 島崎友樹出版社/メーカー: 長崎出版発売日: 2012/07/24メディア: 単行本 クリック: 31回この商品を含むブログを見る拙著「学校の12の怖い話」、今年7月に出たばかりですが、 なんと増刷決定しました。自分でも意外ですが、図書館や小…

すべての母に向けて

ペコロスの母に会いに行く作者: 岡野雄一出版社/メーカー: 西日本新聞社発売日: 2012/07/07メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 52回この商品を含むブログ (66件) を見る自費出版から始まり、今や10万部以上売れ、 映画かも決定したマンガ「ペコロスの母に…

スクールカースト

教室内(スクール)カースト (光文社新書)作者: 鈴木翔,解説・本田由紀出版社/メーカー: 光文社発売日: 2012/12/14メディア: 新書購入: 6人 クリック: 111回この商品を含むブログ (38件) を見る鈴木翔「教室内(スクール)カースト」読む。アンケートや聞き取…

シナリオの第1歩目

演劇入門 (講談社現代新書)作者: 平田オリザ出版社/メーカー: 講談社発売日: 1998/10/20メディア: 新書購入: 37人 クリック: 255回この商品を含むブログ (112件) を見る「演劇入門」読む。平田オリザの入門編。シナリオ書きの第1歩目はたいていテーマの設定…

平田オリザのワープロソフト

平田オリザのドキュメンタリー映画「演劇」の1だけ見る。 (2は授業で観られなかった……)3時間があっという間。 素材はもちろん、編集(構成)がすごくいい。だけど僕にとって1番のクライマックスは、 平田オリザが「一太郎」を使っていたということだ! (…

メディア芸術祭、マンガ大賞

文化庁メディア芸術祭、マンガ部門大賞の「闇の国々」は海外マンガ初の快挙。 カフカ的迷宮が心地良い。闇の国々 (ShoPro Books)作者: ブノワ・ペータース,フランソワ・スクイテン,古永真一,原正人出版社/メーカー: 小学館集英社プロダクション発売日: 2011/…

めんつゆのCMの時は思わなかったけど、

「ふがいない僕は空を見た」を観た。チケット売り場で、映画のタイトルを間違う人、思い出せない人多し。めんつゆのCMの時は思わなかったけど、田畑智子はきれいだった。ただ劇中、登場人物の肝心な心境を字幕で入れるのは蛇足。 字幕なくても伝わるのに。主…

青春小説の正解

幕が上がる作者: 平田オリザ出版社/メーカー: 講談社発売日: 2012/11/08メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 20回この商品を含むブログ (24件) を見る平田オリザ「幕が上がる」読む。 ストレートな演劇青春小説。もういっそこういうくらいが潔くていい。 本…

のぼうの城その夜の侍007

薦められたので「のぼうの城」観る。2時間半もあるのに健闘している。合戦シーンがいい。 野村萬斎は適役だし佐藤浩市は映画を引き締める。ただし前半はダルくて眠いしドラマパートは緊張感がないし、 ヒロインは観てられないし音楽の”使い方”が酷い。悲しい…

めったに観られない上映会

かつてシナリオを教えた平田君が主催となって、ディノスで上映会を行います。発表する機会のない作品を映画館のスクリーンで、という趣旨は面白い。2本目「ANGEL MAGIC」は文芸部が主体となって作られた短編映画。なのでストーリーを意識した作品。4本目「泡…

12の怖い短編集

学校の12の怖い話作者: 島崎友樹出版社/メーカー: 長崎出版発売日: 2012/07/24メディア: 単行本 クリック: 31回この商品を含むブログを見る拙著「学校の12の怖い話」好評発売中!なんかかわいいタレントさんが読んでくれたみたいです。 ↓ http://wecan.fujit…

アウトレイジ・ビヨンド

「アウトレイジ・ビヨンド」観る。ストーリーがサクサク進んでいく楽しさ。有名キャストを使うことで、役柄の説明を省略するというやり方はすごい。そんな中でも、狡猾な刑事を演じた小日向文世は今までで最高の演技では?

安部公房「天使」

新潮 2012年 12月号 [雑誌]出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2012/11/07メディア: 雑誌購入: 1人 クリック: 21回この商品を含むブログ (14件) を見る発見された安部公房の最初期小説「天使」読む。ゴツゴツした荒削りの中、安部公房らしいユーモア感。5年後『…

図書館に収蔵されてます

拙著「学校の12の怖い話」が、札幌市中央図書館の札幌資料室に収蔵されました。 えーと郷土資料という分類ですが、僕の本が何か札幌の一断面であるという理解でよろしいのでしょうか。

解禁された超大作「黒部の太陽」

ついに「黒部の太陽」観る。 三船&裕次郎の超大作映画。石原プロがスクリーン以外の放映を禁じ、かといって映画館でもかからない幻? の作品。今回、復興チャリティー名目で解禁。 休憩入れて3時間半、延々穴を掘り続ける男たちの話。土方のおやじと人夫の…

引っ越した

今日からここで書きます。まずは自己紹介。本を書いて7月に出版。 まだまだ書くよ。↓学校の12の怖い話作者: 島崎友樹出版社/メーカー: 長崎出版発売日: 2012/07/24メディア: 単行本 クリック: 31回この商品を含むブログを見る

名言

「当時、日本のいわゆる“純文学”は、リアリズムな文体、心理描写が中心でした。 極めて単純に言えば、煩わしいことを煩わしく表現するのです。 そんな本は読んでもつまらなくて、書きたくありませんでした。」(村上春樹)

名言

私は動かず、ものになるのかどうか分からない小説の仕事をし続けた。自分のことだけを考え、他のことをほとんど頭に入れずに、虚構の世界を作り上げていった。罪悪感は特になかった。毎日を徹底して身勝手に過ごし、自分の作品に対してのみ謙虚だった。世の…

名言

鈴木清順監督の「夢二」に役者として出たときの話。 人殺しの鬼松役。休憩の時、清順さんと話した、「こういう時、鬼松ならどう思うんでしょうね」 清順監督曰く「長谷川さん、気持ちなんか(フィルムに)写りませんから。カタチだけやってください」 ああ、…

新聞掲載その2

9月22日発行の図書新聞に拙著「学校の12の怖い話」載ってます。 図書新聞というのは業界紙ですが、読んでみるとけっこう面白い。