笠辺哲の時代がついに……と思ったら

『ラタキアの魔女』映画化!? 知られざる天才マンガ家、笠辺哲の時代がついに……と思ったら東野圭吾ラプラスの魔女』の映画化というなんの驚きもない企画の発表だった。

笠辺哲は初期短編集『バニーズ』が入りやすい。中でも、最終話「イパネマの娘」は藤子・F・不二雄のSF短編が好きな人にオススメ。
辺境惑星を探索する男が、250頭の動物を連れた父と娘に出会う。一緒に旅するあいだに、男は娘に惹かれていくが、街に着くと父は、250頭の動物だけでなく、他のものも売ろうとして……。F先生の傑作「ミノタウロスの皿」を彷彿とさせる傑作。

amazonでは短編が1作だけ読める。