ハズさない鉄板映画
- 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- 発売日: 2013/04/24
- メディア: Blu-ray
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画質はクリアになったけど、古い映像をシャープにしたのでザラつきが気になる。まあ1957年の映画なので、仕方ないか。
今回のブルーレイ化で、日曜洋画劇場版の日本語吹き替えが収録された。他にもDVD版にもあった日本テレビ版の吹き替えも収録。
どちらが優れているかは好みによるかもしれないけど、僕は日本テレビ版に1票。
英語版と日本語版2種を比べるのも一興だし、アメリカの映画評論家のコメンタリーも収録されているので、4種の音声が楽しめる。
内容については、名匠シドニー・ルメットの演出がなんともいい。
ほぼ1室のみの舞台。映画では相当ハンデがあるにもかかわらず、全然そんなことは感じられない。
12人の登場人物の描き分けはもちろん、暑さ、扇風機、雨、暗くなった室内など、変化を上手く使っている。
授業で学生に見せて、絶対に外さない作品があって、『十二人の怒れる男』は鉄板。映画に馴染みのない20歳前後の学生でも楽しめる50年前の映画ってのもすごい。
ちなみに他にも鉄板はあって1996年舞台版『笑の大学』なのだけど、そういえば三谷幸喜も『12人の優しい日本人』ってあったな。