4月26日、野球の言葉それぞれ

4月26日のプロ野球広島vs中日で、いい言葉がたくさんあったので。
この試合、広島・広瀬純選手が日本記録を更新した。15打席連続出塁。

ちなみに今までの記録は14打席で、2003年に小笠原(当時日本ハム)、高橋(巨人)が記録し、その前は1993年に南渕(ロッテ)が作った記録だ。

で、2013年に更新されたという、10年ごとに記録更新あるいはタイ記録が生まれている。で、新記録を出した広瀬のコメント。

「僕のことは二の次。チームが勝って良かった。記録は皆さんのお酒のつまみにしてもらえれば、それで満足です」

なかなかカッコいいセリフだ。一方、記録を破られた側の南渕時高のコメントもいい。

「よくぞ破ってくれた。今後の野球人生に大きく役立つはず。広瀬選手のおかげで自分の名前も報道されてうれしい」

まったくすがすがしくて、そういえば以前にもこういう言葉を見たことがあったなと思い返してみると、連続試合出場の世界記録を当時作った衣笠祥雄のコメントがやはりそうだった。

「いつか、誰かにこの記録を破ってほしい。この記録の偉大さが本当にわかるのは、その人だけだろうから」

ちなみにこの日先発した久本投手は、先発でのプロ初勝利だった。

「みんなに助けてもらいました。(広瀬)純はカープでは唯一の同い年(34歳)で、『絶対に勝たせてやるからな』って言ってくれて心強かった」

ささいな言葉でも名言になる夜だった。