本の魔力、時代性
今日の貸し出し結果。
『姑獲鳥の夏』(京極夏彦)→×
『幽霊たち』(ポール・オースター)→×
『浴室』(ジャン=フィリップ・トゥーサン)→×
『23分間の奇跡』(ジェームズ・クラベル)→○
『ドグラ・マグラ』(夢野久作)→○
『火星年代記』(レイ・ブラッドベリ)→○
『その女アレックス』(P・ルメートル)→○
気合い入れて、しつこくオススメしたので貸し出し数延びました。
オースターとトゥーサンは僕の紹介が悪かったかも……。
それにしても、実はわざと持ってった『姑獲鳥の夏』がダメだったのは、
やっぱりそうなのか、という感じ。京極夏彦を知ってる学生はすでに読んでるので当然スルーするし、知らない学生にとっては上下2段の新書版だし、内容もなんだかピンときてない感じだった。
でも、この本が出た時、本の魔力みたいなものは確かにあって、もし当時の学生に貸し出したら、内容がわからなくてもきっと借りていたと思う。だから、その時期異様に輝く、時代性みたいなものをまとっている本があって、京極夏彦とか乙一とか、あるいは吉本ばななもそうだったんだなあと思う。
- 作者: 京極夏彦
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1998/09/14
- メディア: 文庫
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- 作者: ピエールルメートル,橘明美
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2014/09/02
- メディア: 文庫
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