第2回目

書きかけの長編シナリオをおいて、教文ワークショップ2回目へ。(シナリオはあと10時間強で終わりそう)

先週の課題、物語を覚えてきて説明する、ということを全員やる。けっこう時間喰う。だいたい僕はそういう時間通りにやることが苦手なのか。キツキツで急ぎ足になっている。

先週の参加者には僕から課題図書を配布していたが、今週から新たに参加者2名が加わる。先週のワークショップを見学して、参加を決意してくれたとのことで、ありがたい。

今週からの参加者には課題図書がないので、自分の知っているストーリーを発表してもらうことに。これが案外面白く、やはり、僕があげた課題図書は僕が面白いと思った物語なわけで、自分が本当に面白いと思った物語を語るのとはワケが違う。そういうわけで、野坂昭如の、凧になったお母さんの物語は、壮絶な内容と発表者の心の入った語りと相まって、聞き惚れるほどだった。素晴らしい。

後半は、ショートムービーにおける、アイデア型の説明。実は、ショートムービーのひっくり返し系のオチの99%は、同じ物語構造をもっているという僕の説に基づいての解説。

参考に、ひっくり返し系のショートムービーを2本見たところで時間がヤバくなってきたので、ジャック・リチーの短編小説「殺人哲学者」の物語構造については次回に。

最後に、今日やった物語構造を使って、ひっくり返し系のストーリーを考えてくることを課題としてワークショップは終了。

終了後は恒例(?)の交流会。飲み屋に繰り出す。その席で、僕が先生、先生と呼ばれていることに疑問を持った店長さんが、僕はどんな職業なのか当てようと真剣に熟考。書道の先生、俳句の先生、昆虫について書く作家、などなどの答え。僕の姿形を見て、人はそう思うのか。けっこう面白かった。

交流会はいたって硬派な感じに。映画と演劇の違いや、それぞれの経歴などなど。今回は早めにお開き。こうして第2回目が終わる。

次回はショートムービーのドラマ型をやって、シナリオの書き方、そしてシナリオコンテストの要項発表。

さてどうなることやら。