2008-12-22 321ページ目 #写真 巻措く能わずとはまさにこのこと。 事務所でお昼ご飯を食べて、本田靖春「誘拐」を何気なく1ページ目をめくってから3時間以上、 一度の休憩もなしに321ページ目に4時半。 まさにここがこの本のクライマックス。 どっと涙があふれ出る。 戦後最大の誘拐事件「吉展ちゃん事件」のノンフィクション。 1977年、僕の生まれた年に発表され、今、本屋で大々的にキャンペーンを張っている。 キャンペーンの張り方はかなり意図されたものだけど、本自体は紛うことなき傑作。 ぜひ一読を。