321ページ目

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巻措く能わずとはまさにこのこと。

事務所でお昼ご飯を食べて、本田靖春「誘拐」を何気なく1ページ目をめくってから3時間以上、
一度の休憩もなしに321ページ目に4時半。

まさにここがこの本のクライマックス。

どっと涙があふれ出る。

戦後最大の誘拐事件「吉展ちゃん事件」のノンフィクション。
1977年、僕の生まれた年に発表され、今、本屋で大々的にキャンペーンを張っている。

キャンペーンの張り方はかなり意図されたものだけど、本自体は紛うことなき傑作。
ぜひ一読を。