締切から逃げろ

今日はもろもろ所用により、父方実家へ。
まるで締切から逃げるように高速を南下する。

ETCを快適に通り抜ける車群をよそに、
僕と弟は人的料金収集方を採用するゲートを通らなければいけない悲しさよ。

行きの途中、サービスエリアに寄り休憩。

しばらくして……

帰路、同じ高速の、反対方向のサービスエリアへ寄ると、
どちらのサービスエリアも同じ作り、おなじ出店で同じ品揃えということが判明。

なんだこれは、ミステリーに使えそうだと思うが、
僕にいま必要なのは関係ないミステリーのネタでなく明後日に迫ったオーディオドラマの締切の方だと自分の心を戒める。

朝、締切から遠ざかるように飛び出した車と僕は、
夕方、やはりこれが定めがごとく、また締切の元へ舞い戻っては来ない。