2010-06-11 275ページ右段5行目 #小説 以上が、V誕生の経緯だ。見るべきドラマもなければ、ドライで計算ずくの印象を受けたかもしれない。実際、とりわけ制作の初期段階ではそうだった。贈呈用に綺麗にラップされた啓示をミューズから送り届けてもらえるのは、限られたごく僅かな人間だけだ。鼻もかけられない我々は、ひたすら汗を流すしかない。 (アラン・ムーア「V フォー・ヴェンデッタ」作品解説より)