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相変わらず英語の勉強は1日10分~30分、なるべく欠かさず続けている。

そんな昨今、そう、先週のこと。
札幌は雪祭りでいろんな所から観光客が来る。
例えば、外国から。

僕はどういうわけか、とてもよく人に道を聞かれる。
なぜだろう。

ともあれそんな僕と、そんな札幌の観光客が出会うとどうなるか。
もちろん外国の観光客は僕に道を尋ねてくる。

こういうときこそ、生きた英語を経験する機会。
しかし、僕はまだレベル5まである教材のレベル1どまりで、
しかもレベル1のレッスン2までしか行っていない。
今やっていることは「in」と「on」の違い、みたいなことだ。

道を聞かれ(ホテルの場所だ)、僕は、
「あの信号を2つ行った先を右に曲がればいいんだよ」ということを
英語で全然伝えることができなかった。

まず信号という単語がわからない。
だから情けないことに、ただ「ブルー」「ライト」の2単語を言うだけだった……。

こいつはダメだな、と観光客は思ったに違いない。
地図を出し、ここに行きたいんだ、という風にペンで書かれた目印を僕に教える。

この観光客とのイングリッシュ・セッションで僕が最後に発した言葉は、
地図の上、今僕たちがいる場所を指さして言った「here」だった。

英語の道は険しい。


余談……

しかし考えてみてくれたまえ。
僕が英語をしゃべれず完敗した「あの信号を2つ行った先を右に曲がればいいんだよ」という言葉。
この言葉を、僕は日本語ではスラスラ言える。

いや、当たり前と読者諸君は思うに違いない。
しかし僕は、英語では難しくて言えなかった言葉、「あの信号を2つ行った先を右に曲がればいいんだよ」を、ホラ、こんなにも流暢に言える(書ける)。

こっちの方をむしろ凄いと思えばいいんじゃないか。
英語では乗り越えられなかった表現や単語を、こんなにもスラスラ言えてる。

それくらい僕は日本語をマスターしてる。

まあ、当たり前か。