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「編集者をしていた時に、何十人何百人の作家志望者に出会いましたが、九割九分までの人に共通することはただひとつで、努力を不十分にしかしていません。努力には終わりがなく、充分ということはないのでしょうが、少なくともプロの物書きは誰でも、作家志望者といわれる人たちの十倍は努力しています。『企業秘密』として、それを出さないだけです。」
日本推理作家協会 編著「ミステリーの書き方 ~第5章 ミステリー作家として 香納諒一~)