シャマラン好きで悪いか


M・ナイト・シャマラン最新作『アフター・アース』観てきました。

シャマランと言えば出世作シックス・センス』が有名ですが、いまだに「シックス・センスのシャマラン」と形容されているのがかわいそうなところです(スピルバーグがいまだに『ジョーズ』のスピルバーグと呼ばれていたら嫌でしょう)。

ともあれシャマランです。今までに『翼のない天使』『シックス・センス』『アンブレイカブル』『サイン』『ヴィレッジ』『レディ・イン・ザ・ウォーター』『ハプニング』『エアベンダー』そして『アフター・アース』と、9作撮っています。

たぶんきっと、世間的にはシャマランはかなり終わった感のある監督でしょう。ところが僕はシャマランが好きです。というと、たいていの人は笑います。わかっています。なぜ笑われるか、それはよくわかっているのですが、それでもやはりシャマランが好きです。

正直、『エアベンダー』はシャマラン好きの僕ですらキツかったし、最新作『アフター・アース』も……です。

しかし、シャマランには何かやってくれそうな、期待があるのです。

そう、映画にとって「期待」というのはすごく大きなキーワードです。今、期待感がある映画監督がどれくらいいるでしょう。

恐らく大半の人はもうシャマランには期待してないかもしれませんが、僕はまだまだシャマランに期待してます。彼はきっと、いつか、たぶん、すごいことをしてくれるでしょう。

それが何年後か何十年後かわかりませんが、まだ観ぬ、いつか撮られるであろう傑作映画を期待して、これからもシャマランが映画を撮り続けられるように、僕は毎回必ずシャマランの映画を観に行くのです。例え面白くないとわかっていても。