圧倒的なマンガ
- 作者: いがらしみきお
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2011/07/29
- メディア: コミック
- 購入: 5人 クリック: 134回
- この商品を含むブログ (37件) を見る
- 作者: いがらしみきお
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2012/06/29
- メディア: コミック
- 購入: 4人 クリック: 11回
- この商品を含むブログ (16件) を見る
- 作者: いがらしみきお
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2013/08/30
- メディア: コミック
- この商品を含むブログ (9件) を見る
神様を探す2人の少年の物語。しかし物語はグワングワン大きく揺れて、主人公の自伝的大河マンガとなり、完結する。
謎の少年、イサオが言う「見ればそうなる」とはどういう意味なのか。イサオと共に旅に出た雅彦の、旅の終点とは。
そして、何より気になったのが、加代子という人物について。一度、雅彦視点で読み終えた後、今度は加代子視点で読むと、彼女の一生について、人生というものの不可解さを感じてしまう。
東北を題材にし、絵柄がなんというか生理的に受け付けない人もいるだろう。内容もかなりグロいところがある。それでも、このマンガ家がたどり着いた地点の遠さと深さ。
ただ単に思わせぶりなことを書いているだけではない、時折垣間見える穴の深さにぞっとする。
覚悟して読むしかない。