モンゴル野球


12月2日まで札幌・蠍座で上映している『モンゴル野球青春記』を観た。

モンゴルで野球を教えることになった元高校球児の物語。言葉や文化の壁にぶつかりながらも、モンゴルの青少年たちに野球を教えて交流していく……

という、まあなんというか、予想される展開なのではあるけど、ラストはグッとくる佳作。涙をこらえた。

なんか、つらいこともあったけど頑張ったよね的な、ベタなんだけど、それがいい。

ラスト、登場人物たちのその後が字幕で出るのだけど(ベタ)、そこでまたグッときて。まあ、ズルいと言えばズルいのだけど。

ある種、手作り感の残る映画で、様々、問題点というか困難さがうかがい知れるのだけど、それがまた、映画内で描かれている主人公たちの有り様とリンクしていた。

日本とモンゴルで協力して出来た映画だと思うのだけど、モンゴル側の偉い人の描写が絵に描いたような悪人で、そんな風に描いちゃっていいの? と観てるこっちがちょっとハラハラした。