あの傑作アニメ初ブルーレイ化!

アニメ『銀河鉄道の夜』がついに、2014年5月30日、初ブルーレイ化!

原作はもちろん、イーハトーブからの使者、宮沢賢治

脚本は演劇の重鎮で不条理世界の住人、別役実

そして音楽は、ご存じ音楽王、細野晴臣

演出の杉井ギサブローがこの幻想的かつ叙情的な世界を実に上手くまとめた。

このアニメがあまりにも出来すぎたために、『銀河鉄道の夜』のジョバンニ、カンパネルラはネコの姿、というイメージが定着してしまった一作。

とにかく、これを観れば、日本の小説界、脚本界、音楽界、アニメ界のレベルの高さが良くわかる。

どれも凄すぎて、何から離していいのやら……。それくらいの傑作。

かつて、音を消して、試しに坂本龍一シェルタリング・スカイの音楽でこの映画を観てみたけれど、全然しっくりこなかった。戦メリでもダメだった。

やっぱり、この映画には、細野晴臣のあの音楽でなきゃダメなのだ。

そして、ラスト、ハリーの音楽と共に流れるクレジット。そこに、宮沢賢治の『春と修羅』が常田富士男の声で朗読される。

その、旋律(戦慄)。

↓『春と修羅
http://www.aozora.gr.jp/cards/000081/files/1058_15403.html