賛否両論『愛犬とごちそう』

あとそうだ、恒例の併映短編『愛犬とごちそう』は、すごくいい出来なんだけど(泣きそうになる)、犬にひたすらジャンクフードを食べさせ続けるという展開なので、賛否両論らしい。

僕もそこは気になった。アニメだからいいだろう、という賛成派がいるのはわかるけど、これ、デフォルメされた犬ではなく、けっこうリアル系の犬なので、そこまで気を遣って描いても良かったじゃないかと思う。

というか、不快に思ってる人は、犬くんの健康不安というより、飼い主があまりにも愛犬へ思いやりがないので、そこが不快なんだと思う。

実のところ、こういうおおざっぱで過剰な表現でしか面白さを描けない(と思ってる)のが、ハリウッドアニメ映画の限界かもしれない。『ベイマックス』を前半の設定だけで引っ張れなかったのも、同じ原因かも。

追記:体に悪い濃い味の食べ物を犬に与えるというのは、おおざっぱで濃い表現の映画を子供達に与えるのと同じ、という、実はハリウッド映画批判なのかも?(っていう、うがった見方)