シナリオの夏

教文ワークショップ3日目。

まずは恒例の、複数の絵(写真)からストーリーを作る。けっこうみな、上手くなってきた。

続いて、先週の宿題。アイデア型ストーリーの基本、「複数の視点」を使って、物語を考えてくるというもの。けっこうみな、ちゃんと複数の視点を使って、オチのあるストーリーを考えてくる。なかなかすごい。

ウォーミングアップを終え、今日の本題、ドラマ型について。ぶっちゃけ言ってしまえば「欠落と回復」。始めに、主人公か物語には何かが書けていて、それが最後には回復する、というもの。ドラマのほとんどはこの形か、その応用でしかないという話。応用というのは、欠落していたものが回復すると見せかけて、回復せず終わったり、そういうパターン。

今日の流れをサクサク簡単に説明してますが、実はここまでで30分押し。残り20分でシナリオの書式(書き方)と、シナリオコンテストの概要を説明する。

が、押す。結局15分押し。関係者に迷惑をかける。かなり急いでやったので、果たしてちゃんと教えられたかどうか。ちなみに参加者から、先生ピリピリしてる、とのご指摘を受けましたよ。この夏のいい思い出になりました。

そういうわけでシナリオコンテストの締切は来週金曜日。結果発表は土曜日のワークショップで。さあどうなるか。こうご期待ということで。

ワークショップ終了後は交流会。今回は最多8名が参加(見学者1名含む)。いろいろ話がのぼるが、やはり総じて硬派な話。シナリオや物語について。どうも参加者さんたちにはいろいろ秘めたものがあるみたいで、文学理論をさらっと言ったりする人もいれば、かつて東京で役者業をしていた人やミュージカル経験者の人もいる。そういう個性派な話が気になるところだが、2時間で閉店の時間。タイムアップ。

来週はいよいよ最終回。シナリオの夏が終わります。