登山結果(続き)

たぶん一昨日の夜の話。

小川組(室蘭編)のシナリオ第2稿を書いていたら、統括Pから連絡あり。韓国チーム、本なしの作品にしようと考えている、と。

第2稿は深夜、完成。

次の日、つまり昨日。小川さんから電話。第2稿を受けての、直しのポイントをざっと話し、次を決定稿とすることに。

事務所で統括Pと打ち合わせ。その席で、統括Pから、島田組も、本なしとのこと。

統括Pの英断。僕はあえて英断と思う。

たぶん、これで、この企画、3本、すべてが完成するメドが立ったし、完成するでしょう。だから、ある意味正しい。どうしてもやらなきゃ行けないことの優先順位を、見誤らなかった。

だけど、忙しいときに、スケジュールがマズい時の対処方法としては……映画、という枠の中で、工夫はできなかったのか。ある映画は、撮影日が一日しか取れなかったが、その代わり、ワンカットにした。ある映画は、三脚でカメラを置いてるヒマがなかったので、すべて手持ちにした。あるドラマの最終話は、本があがってこなかったので、すべて、インタビューと回想(過去の映像)だけにした。

スケジュールを間に合わせるための手段として、本をなくす、という悪しき前例を作ってしまって、僕は自分の首を自分で絞めたし、たぶん、他のライターの首も、絞めてしまったことになる。

夜、といっても日が変わり、深夜、つまり今日、3時に小川組第3稿、7時に決定稿あがる。

登山結果は、一つ登頂(まだあるかもしれないが)、一つ滑落、一つ下山。

とにかく大激動時代は終わりを告げ、次は今月末に、別件シナリオ10本分のあらすじと、登場人物表。3月あたまに舞台シナリオのプロット完成と、同じく3月の末までに別件シナリオ10分×5本が締切。

スケジュールがゆるやかになったので、少しは映画を見たり本を読んだりできるかな。

そうだ、忙しい中、いつの間にかちえりあシナリオ講座が終わっていた。打ち上げだ。

それと、この1週間、本が終わったら絶対買おうと思っていたDVDを予約。出来たことと出来ないことの狭間は辛いが、ともかく、まあ、目の前にぶら下げた人参は食べることにした。