20世紀

Dからシナリオに生かせるかもしれないと、某商店街を紹介される(今日の北海道新聞で、Dがインタビューされてます)。

行ってみる。

営業しているのは1割ほどで、あとはシャッターが降りている。

この商店街を含め、ここいらは札幌でも古い町並みを残していて、言うなれば昭和、言うなれば渡瀬恒彦がドテラ着て自転車で走っているような。

床屋のサインポール、パンクを直す自転車屋、ガランとした薄暗い和菓子屋。

通行人までが、短パンの少年、犬を連れたおばさん、化粧の濃い女と後ろを歩くカタギじゃない男……。

この街に、21世紀はまだ来ない。