筆箱

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大学に入ってから今までずっと、10年以上、鉛筆・シャープのたぐいは使ってきませんでした。
ペンの、インクが紙に書き付けられる感覚が好きだからでしょうか。

ところが、本当に、おそらく13年ぶりくらいに、高校時代に使っていた筆箱を引っ張り出しました。
中に入っていると思われるシャープペンがお目当てです。

脱出ゲームのシナリオを書いているわけですが、脱出する部屋の見取り図をペンで書いていては、修正が難しいわけです。あ、やっぱりこの棚は右の壁側にしよう、なんて変更した日には、ペンではもう、取り返しがつかないわけですね。

だから思い切って、脱出ゲームのシナリオを書き始めてから10ヶ月目くらいにして、鉛筆(シャープ)で部屋の見取り図を書くことにことにしたというわけです。消しゴムで消せる便利さですね。

久しぶりに筆箱を開けると、中に、変な写真が貼ってありました。
高校時代の僕が、ふざけて貼った写真です。僕の、学生証か何かの写真にひどいいたずらをしています。

目がグリグリで、ヒゲを書いてます。

まるで予言のようです。このあと、僕はメガネをするようになり、高校3年で無精ヒゲをはやし生徒指導の先生に怒られ、なんだかわかりませんが、今もまだ無精ヒゲです。

つたない記憶だと、この当時、オースターを読み始め、カフカを読み始め……どちらも初めは面白さはさっぱりわかりませんでしたが、今ではどっぷりハマっています。

気がつけば、今の自分と高校時代の自分はかなり繋がってるわけですなあ。