ほっほホラー

頭の中で、なるべくひどい人の殺し方を考える。
どうしたら痛そうなのか、どうしたら悲惨なのか。

ホラー小説って難しい。

どうしても、怖さより、ストーリー的なハラハラ感の方が先に立つ。
結果、ストーリーは前へ進むのだが、怖さはない。

シチュエーションができてないのか。

先日、ちえりあシナリオ講座のあと、中川女史にホラーの携帯小説の話をしたら、
ミザリー」の名をあげてくれた。

そう、「ミザリー」はシチュエーションの怖さ。
キャシー・ベイツ(映画はね)に監禁された作家が、思うままに小説を書かされる。

で、足首なんかを切り落とされたり、タイプライターのキーのことを不満に言ったら、親指を切り落とされたり。

うん、怖い。

僕も監禁されたら書くのだろうか。書くだろうなあ。



「だったら直しなさいよ」彼女はそれだけ言うと、部屋を出ていった。
スティーヴン・キングミザリー」)