直った

漢字変換は前触れもなく直った。

変換できなくなった原因も不明だし、
変換できるようになった原因もまた不明。

最近は調子がどうもよくないので、
困る。

困ってばかりもいられないので、
シナリオを読むことにした。

まずは月刊シナリオを読む。

WOWOWシナリオ大賞の受賞作と、水木洋子の代表作「キクとイサム」。

WOWOWの方は、死体処理業者とそこで発見された日記を通して
死者の過去が浮かび上がってくるという、まあ、よくできたシナリオ。
が、伝えたいことをしゃべり過ぎか。

描きたいこと、伝えたいことが、ややもすると過剰になっている。
これくらい書かないと現代人に伝わらないとすれば嫌だなあ。

「キクとイサム」はまごう事なき傑作。
終戦後、アメリカ人の父と日本人の母のもとに生まれた、
ハーフの姉弟、キクとイサムが差別を受けながらも生きていく様。

日本のシナリオのテーマには、多様性がない。
生き死にや恋愛中心になって、ほかのテーマがあまりない。

差別というテーマを、大上段ではなく、日常として描く手腕は、すごいなあ。

2本のシナリオで少し回復したから、
さて、今日は何のシナリオを読もうか。