地下書庫

そう言えば今週、北海道立図書館の書庫ツアーに行ってきた。
普段、一般人が立ち入ることのできない図書館の書庫を巡るツアーだ。

道立図書館は、僕が昔行っていた大学の近くにあり、
傷心した時にブラリと敷地内をあるいて枯れ葉を踏みしめる音に涙したり(ウソ)、

あるいは今週で最後の授業となる某専門学校で、数年前、初めて教えることになった時に、
シナリオやその原作本(道内でこの図書館にしかない)をコピーしに行ったりした思い出(?)の図書館だ。

しかし図書館っていうのはイイ。
本がたくさんあるところはイイね。

この建物の中で一生暮らせるんじゃないだろかという知の集積。

こういう風にして図書館に行くたびに思い出すのは、映画「セブン」の図書館のシーン。
老刑事サマセットが、7つの大罪について調べに図書館へ行く。

本たちが寝静まった夜の図書館は、無数の緑色のスタンドライトがぼんやりと灯り、
そこで一晩中ポーカーにいそしむ守衛たち(とG線上のアリア!)に対して……

「君たち……なぜだね? この書籍と知識の山に囲まれて、君たちは一晩中ポーカーとは……」

まあ、道立図書館の人たちはきっと本好きで、ポーカーで時間をつぶしてたりはしないと思うけどね。