トゥーサン新作ついに!

フランスの作家、ジャン=フィリップ・トゥーサン
日本でも、集英社から出てる装丁のいい本でお馴染み?

浴室 (集英社文庫)

浴室 (集英社文庫)

ゆるやかな不条理感と、そこはかとないユーモア、そして随所にわき出す愛情。これこそがトゥーサン。

きっと、ポール・オースターベケットカフカ安部公房なんかを読む人には受け入れられるに違いない。

ただトゥーサンがトゥーサンたるゆえんは、やはりユーモア感。とぼけた感じがいい。

そんなトゥーサン、日本では2006年に出た大傑作『逃げる』を最後に、翻訳が途絶えていた。

しかし来月、11月19日、ついに満を持して登場(追記:発売日が19日⇒28日に変更になってます)。翻訳者はお馴染み野崎歓氏。出版社は集英社から講談社に移ったけど、ようやくトゥーサンが読めるなんて、今年後半最大の幸せだ。