演劇フェスティバル

数ヶ月前だけど、教文演劇フェスティバル2010・短編演劇祭の2次審査員をやった。
応募されてきた脚本を読んで、8つの参加団体を決めるというもの。

今その、2次審査を通った8団体の、短編演劇祭予選が行われている。
http://kyobun-enfes.com/tanpen.html

事前に審査した脚本が舞台化されて、
それを見るという経験もなかなか面白い。

今日は第1日目。4団体の公演を見た。
短編演劇祭なので、上演時間は15分。
正直、脚本以上の舞台を見せた団体と、そうでない団体とに分かれた。

予選第1日目、観客投票により本選に出場することになったのはYHSだった。
ここは、脚本以上の舞台だった。

ちなみに僕も一観客として投票した。
一番面白かったのは、エビバイバイ。レベルが違うと感じた。

すごく洗練を感じたし、舞台が楽しかった。

YHSは最大公約数で、笑いあり涙あり。
だから多くの観客に支持されたんだろう。

でも物足りなさはすごくある。

これは自戒も込めて言うのだけど、この歳になるとなんだか上手くまとめようとする。
こうしたらみんな、喜ぶんでしょ的なツボもわかりつつあるから、
ついついそれに手を出す。

でも、本当に書きたかったのは作りたかったのは、そういう舞台だったのだろうか。

いかん。ここでこういう風に収まり始めては、もうこれ以上のものは作れなくなる。
ここでヨシとする地点が早すぎるんじゃないか。

まだ山の何合目だろう?ここを頂上として下山するか、まだまだ先は長いと登り始めるか。
この違いはかなり大きい。

自戒を込めてというか、ほとんど自分について。